医歯薬学と社会との関連性

急速な勢いで進化し続けている医歯薬学の世界。
しかし、医歯薬学だけが進化しているわけではありません。
医歯薬学の世界は、社会の変化やニーズに柔軟に対応していかなくてはいけないのです。
そのために日々進化を続けているのです。
医歯薬学だけが進化を遂げても、他の福祉分野や社会の流れと連携していなければ意味がありません。
医歯薬学は福祉分野や保健分野とも結びついているからです。
こんなに急速な進化を見せている医歯薬学でも、他の先進国などに比べると遅れているといわざるをえません。
今、日本で中心に行なわれているのは、東洋と西洋の医歯薬学が中心。近年は看護師も多用な技術や知識が必要となってきており、東洋医学や西洋医学を学ぶ看護師も増えてきました。病院側もそのような看護師の求人を出すことがあり、看護師という枠にとらわれずさまざまな知識を持っていると、とても有利になります。
これらは日本が鎖国を解いた時代から伝わってきたもので、他の国に比べて歴史が浅いのです。
ですから今でも、日本国内では前例のないような治療法や薬物は、他の国で認可が下りていても日本では下りず、そういった治療法や薬物用いたい難病などの場合、海外まで行って治療や薬物投与を行なうことがあります。
日本国内でも常に研究などが行なわれ、日本から発信できる治療法が出てきたのは最近のことです。
日本社会は他の国々の文化や流れに影響を受け、生活が多様に変化しています。
和食中心だった生活が、欧米の生活習慣が入り込んで肉中心の食生活になったことによって、今まで日本では見られなかったような病気なども出てくるようになりました。
このように、社会が変化することで人々の生活も変化し、病気なども変化することで医歯薬学も変化していくのです。